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天神城 群馬県利根郡川場村
天神城址は、弘治3年(1557)に沼田万鬼斉(顕泰)の隠居所として築かれたと言われます。
過去の調査によれば、この建物は、茅葺屋根、硬目板張、床板張、縁側付、兵庫矢倉、木戸、桟があったとされ、いわゆる城郭とは異なります。
この地は、薄根川と溝又川の合流点で、東と南が約30mの断崖絶壁になる天然の要塞です。明治初期までは1反近い面積があったといいますが、川の浸食により削られ現在に至りました。(昭和36年「川場村の歴史と文化」)。
加沢記によれば、万鬼斉が息子の沼田城主弥七郎朝憲を亡き者にし、末子平八郎景義に跡を取らせようとしました。永禄12年(1569)に万鬼斉は、この地で朝憲を殺害し、川場合戦を招きました。
その結果、万鬼斉は破れ、景義らと共に会津の芦名氏に身を寄せたといいます。その穂、沼田城は真田昌幸の持ち城となりましたが、天正9年(1581)3月に景義は沼田城奪還を目指して攻め寄せました。
しかし、昌幸の計略により、景義は謀殺され、13代にわたって利根沼田の盟主であった沼田氏は滅びました。
(現地案内板より)




2022.5.23登城

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