浮野の里 埼玉県加須市
浮野の里案内図
昔ながらの田園風景を残す『浮野の里』(うきやのさと)は、周辺には屋敷林や田堀、くぬぎ並木などの田園景観が保全され、平成7年度には全国「水の郷」百選に認定され、平成19年度には埼玉県から「緑のトラスト保全第10号地」に指定されています。
4月上中旬には、ノウルシが鮮やかな黄色に色付きます。ノウルシは、トウダイグサ科の多年草で、浮野の里には約1,000平方メートルの群生地があります。ノウルシは、絶滅の危険が増しているとして埼玉県から絶滅危惧2類に指定されている大変貴重な植物です。
浮野のふるさと路
明治20年にできた「多門寺村誌」によると、天明年間の浅間山の噴火(1783年)により火山灰がこの地域に降り、川の底が浅くなったため洪水が多く発 生。洪水を防ぐために堤防を築いた。との記述が見られる。クヌギ、コナラは、土手の強化と当時不足がちの薪炭材として植樹したものと考えられる。
自生する葦
江戸時代以前にも、稲作は行われていたと思われるが、村松佐左衛門による川俣での会の川締切り工事をはじめ、利根川の東遷事業・用悪水路の整備により江戸中期・後期に新田開発が盛んに行われるようになった。
低湿地の当地区では、土を堀上して水田を開発した。その名残が田掘りと思われる。
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